DXハイスクール(高等学校DX加速化推進事業実施校) 令和6年度より継続

 文部科学省から「デジタル等成長分野の強化やそれを支える人財育成を図るため、高校段階でICTを活用した文理横断的・探究的な学びの強化」を目的として指定を受け、本校では次のような事業を探究学習に組み入れて展開しています。
 いずれの事業も企業から最先端のデジタル技術を提供いただき、希望生徒が探究していけるものとなっています。

 

①自動運転モビリティ講座
 ㈱ホンダスタッフィングサービスWing-AI Labでイベント実施している「AI-Formula Kids」プログラムを進化させ、自動運転技術の根幹となるセンシング(感知技術)プログラミングを体験学習します。「AIによる画像認識(標識や障害物認知)」「AIの学習と認識精度の影響分析」「Pythonを用いたシミュレーション」「生徒作成プログラムでのロボット自動運転」について探究しています。

 

②スポーツアナリティクス
 関彰商事㈱や筑波大学大学院生との連携により、9台の高性能カメラを用いてスポーツにおけるヒトの動作分析を行い、パフォーマンスの向上やケガの予防について探究しています。将来的にはスポーツ以外にも福祉やモノづくりへの発展的応用が期待できる事業です。

 

③生成AI講座
 ㈱グローバブルの講師連携のもと、生成AIの能力を引き出すためのプロンプト(指示)を探究しています。生徒が自ら課題を設定しその解決のため、ヒトの思考補助としてのAI活用を目的に活動することで、VUCAの時代を生き抜く資質や能力をはじめ新たなビジネスを創出できる力の育成を目指しています。

 

④観光とビッグデータ
 ㈱JTBとの連携により地元への観光客誘致を目指し、人流についてのビッグデータ分析やイベントの課題抽出による新形態創出について探究している。ちくせい花火大会など学校近辺の大きなイベントをモデルにし、今後は筑西市とも連携し、経済効果の算出などイベントプランの実用性や有用性を検証していく。

 

◆リモートスタジオ
 高性能カメラやモニターなどをセッティングした教室をスタジオとして、オンラインによる専門的授業や他校との交流、特に近年、本校訪問が増加している「海外の高校生」との定期的で継続的な交流を計画しています。

 

◆ハイスペックPCや3Dプリンタなどの機器充実
 DX事業指定により周辺機器も充実しています。