令和7年度 県立高等学校チャレンジ・プロジェクト
「館一探究プログレス」~共創する未来、地域から世界へ~
◆ 総合的な探究の時間
・ 探究全体報告会
・探究中間発表会
10月15日(水) 「総合的な探究の時間」に、高校2年次生がそれぞれの探究について中間発表会を開催しました。 発表はゼミ毎に各自がスライド資料を用いて行い、高校1年次生がそれを見学しました。 後期から始まる「紫西ゼミ」での探究テーマの着想を得るべく、先輩たちのこれまでの探究の過程についての発表を熱心に聴講する姿が見られました。
◆ 地域連携型探究活動
・地域との連携による地域活性化活動・イベント参画
・探究学習に係る「下館駅南口の空きスペースの活用について」ワークショップ
11月25日(火)に、関東鉄道(株)さまおよび筑西市との連携事業として、「下館駅南口空きスペース活用」ワークショップを実施し、本校の高校2年生8名が参加しました。
本事業は、昨年度からの継続事業で、今回で3回目の開催となりました。当日は麗澤大学より岡田忠夫先生をお招きし、プロジェクトについての講義を聴講した後、昨年度より検討していた活用アイデアを集約すべく、生徒たちが議論を繰り広げていました。
年度内の着工に向け、今後は実際の運用面に関する計画を中心に話し合いを進めていく予定です。
アイデアが周りの大人たちを巻き込んで、実際に形になる過程を身をもって経験することができる、またとない機会になると考えています。
・下館一高・下館二高合同ワークショップ
10月10日(金)本校の高1生、高2生9名が、下館二高の生徒さんと一緒に、スピカビルにて開催された「下館一高・下館二高合同―ワークショップ」に参加してきました。
筑西市シティプロ―モーション課主催で行われたこのワークショップでは、「筑西市のWEB動画をみんなで考えよう」と題し、市で作成予定の「100人図鑑」をPRするために、どういった動画を作ればよいかについて話し合いが行われました。
動画や広告作製のプロの方にお話を伺い、高校生どうしでアイデアを出し合って、1つのプランを作成しましたが、最初は緊張して強張っていた表情も、次第に笑顔が増え、最後は熱を帯びたディスカッションを繰り広げていました。
発表されたアイデアも高校生らしい視点で練られており、大変素晴らしいものでした。
学校の外へ飛び出し、外部の人達とつながり、そのニーズを知って行動する、まさにそのような貴重な経験ができる機会になったと思います。
・企業と連携したキャリア探究支援
・地元企業インターンシップ
10/29(水)~11/4(火)の約1週間、ベトナム・ハノイにて実施されたSEKISYO JOB FAIRインターンシップに本校生徒2名が参加しました。
このベトナム・ハノイ研修は、関彰商事株式会社様のご厚意により、海外での活躍を目指す本校生徒を現地にご招待いただき、国際的な経験と各生徒に合わせた学びの場を提供していただいているものです。
今回の研修では、日越大学とJIS日本国際学校へ訪問し、現地の大学生や小中高生との交流を通じて異文化理解を深めました。また、タンロン城跡観光や遺跡研究に携わった先生との座談会での経験が、生徒の関心を広げ、探究活動の発展につながりました。
ベトナム・ハノイ研修を通して、生徒たちは日本語教育や文化財研究の現場に触れ、現地の人々との交流から新たな視点を得たと思います。これらの経験が探究活動をさらに深め、将来の進路を具体化する契機となりました。
より詳しい報告書につきましては、添付の資料をご覧ください。
最後となりますが、今回の研修にお力添えいただいた関彰商事株式会社 関社長をはじめ、関係の皆様方、ありがとうございました。
→R7ベトナム・ハノイ研修(SEKISHO JOB FAIRインターンシップ)事業報告書
〇ちくせいビアフェス2025開催
「ちくせいビアフェス2025」が11月22日(土)に開催されました。
今回で3回目となる本企画は、地域活性化を探究する生徒たちが中心となって実行委員会を発足し、生徒自らが市や飲食店等と相談や交渉を続け実現させたものです。昨年度に引き続き、筑西市、下館商工会議所、地元さくら商店街振興組合や本校PTAからの後援、そして今年はさらに、筑西市観光協会やJA北つくばの皆様、下館工業高校や鬼怒商業高校の生徒の皆様にもご協力いただき、昨年度よりも充実した内容での開催となりました。
今年はイベント開催のための資金を集めるため、生徒たちの発案で、初めてのクラウドファンディングにも挑戦しました。慣れないことの連続で、募集開始までかなりの時間を要してしまいましたが、皆様から多くのご支援をいただき、どうにか開催にこぎつけることができました。
イベントは下館工業高校ジャズバンドのオープニング演奏に続き、設楽市長による開会宣言で幕を開け、ステージでは本校吹奏楽部やダンス部、軽音部、チアリーディングの発表はもとより、地元アーティストの方々にもご出演いただき、ジャンボカラダじゃんけん大会や会場内での各種高校生企画など、趣向を凝らした企画の数々で大にぎわいでした。
当日は天候にも恵まれ、前回までを大幅に上回る約1,500人もの方々に来場いただき、盛況のうちに終えることができました。
このイベントが、地元の活気と盛り上がりに繋がってくれることを期待したいです。
◆ 国際理解教育
・ブリティッシュヒルズ・イングリッシュセミナー(1年次)
From 4/24 (Thu.) to 4/25 (Fri.), 2025, our first-year high school students participated in a language training program at British Hills. Through various English activities with foreign teachers, they were able to gain global communication skills.
2025年4/24(木)〜4/25(金)の2日間、高校1年次でブリティッシュヒルズの語学研修に参加してきました。外国人講師を相手に様々な英語のアクティビティーを行い、グローバルなコミュニケーション力を身につけることができました。
・海外語学研修(オーストラリア)(以下は昨年度実施したもの)
・セキショウ・ジョブフェア(ベトナム)
・高校生国際協力開発プログラム(JICA筑波)
2025年4月19日(土) JICA筑波にて、本校生徒が国際協力実体験プログラム成果発表に参加してきました。多文化共生をテーマに、それを実現するための様々な取り組みについて発表しました。
・グローバル教育講演会
◆ 科学教育
・大学科学実験講座(以下は昨年度実施したもの)
2024年7月20日(土)、本校生9名が宇都宮大学での科学体験教室に参加してきました。 昨年度に引き続き、工学部の東先生のご協力のもと、電子回路作りとモーター制御プログラミングに取り組みました。高校では触れることの少ない作業に、皆が目を輝かせながら熱心に取り組んでいました。また、東先生による情報技術や電気電子工学領域の現状および今後に関する講義は、進路を考えるうえで有用なものになったようです。
・自然保護活動
◆ キャリア教育
・紫西プレカレッジ(1年次)
10月9日(木)「紫西プレカレッジ」と題して、山形大学・岩手大学・福島大学・埼玉大学・群馬大学・筑波大学・茨城県立医療大学、以上7大学の先生方を講師にお迎えし、90分×2コマの模擬授業を実施しました。
生徒からは、
「前よりとても大学が楽しみになった。自分が学びたい内容をしっかりと定めて、学部や学類をしっかり調べて決めないといけないなと思った。」
「理系の勉強は苦手だから正直進みたくないと思っていたが、困っている人を救うためだと考えたら、頑張れそうだと思った。努力なしではなにもできないとわかった。」
「大学の様子や学部などについての話を聞いて自分のやりたいことをやるためにはどのような学部に入ると良いのかが明確に分かった気がしました。」
「2人の講師の方がどちらもその学問にとても真剣に向き合っていて私もそうありたいと思った。」
「初めて見る学部だったが、講義を受けると興味が湧き進路の選択の幅が広がったような感じがした。やはり経験すると選択の幅が広がって行くことがわかった。」
「なんとなくしか知らなかった学科について、この仕事との関係があったことが分かり、という新しい視点・考えを知ることができました。」
などの感想が寄せられました。
1年次はいよいよ文理選択の本決定に向かいます。自分の進路について、調べ、考えたことを想起し、自分にとって良い選択とは何かを改めて考える、貴重な機会となりました。
・卒業生との懇談会
平日のみ 8:00~17:30
茨城県筑西市下中山590
TEL 0296-24-6344
FAX 0296-25-4673