下館一高国際交流・生徒海外派遣プログラム
1 目的

外国の人々との交流を通して,相互理解を深め,自己を見つめ直す機会とするとともに,異文化に直接接することにより,国際的視野を広める契機とする。

2 派遣先及び期間

(1) カナダ(バンクーバー)
(2) 平成27年8月16日(日)~8月23日(日) 6泊8日

3 概要(引率教師及び添乗員同行)

8月16日(日)14:30 学校発(貸切バス)
                      19:50 成田発(ANA) → 14:55 バンクーバー着
   滞在中:午前  英語研修(ILSC Language School)
               午後  地域見学(大学見学・総領事館訪問・フィールドワーク等)
               宿泊  現地家庭へのホームステイ(2名1家庭)
8月22日(土)16:20 バンクーバー発(ANA)
8月23日(日)18:30 成田着→(貸切バス)→ 22:00 学校着
概要
日 時 8月16日(土) ~ 8月23日(日)
対 象 1学年35名,2学年7名,教員5名
内 容 外国の人々との交流を通して,相互理解を深め,自己を見つめ直す機会とするとともに,異文化 に直接接することにより,国際的視野を広める契機とする。カナダのバンクーバーにおいて英語研修,日本国総領事への表敬訪問・総領事館訪問見学,ブリティッシュコロンビア大学見学,アクティビティー,フィールドワーク,その他の予定が組まれています。
事前学習
実践的な英語が使えるように,会話文を使ってペアワークを行いました。スムーズに英文が出るように練習しました。
スピーチ原稿作成中
与えられたテーマについてスピーチを作成しました。みんな真剣な表情です。辞書を引きながら,友達に相談しながら,先生に質問しながら,四苦八苦格闘しながら英文を作りました。
スピーチの実践
テーマ:①about your self
    ②introduce things around you
自分の性格,趣味,特技,住んでいる街,学校など,ホストファミリーや語学学校の生徒に紹介できるように練習をしました。緊張してなかなかうまくできなかったのですが,相手に伝わるよう工夫しながら進めました。
 
Model Speech
研修の最後に,数人の生徒にモデルスピーチをしてもらいました。全員が見ている前でのスピーチは緊張したようですが,話し手も聞き手も真剣な表情で取り組んでいました。お互いの勉強になりましたね。
開催風景
8月17日
【バンクーバー国際空港】
現地時間で16日14:30,全員無事にバンクーバーへ到着致しました。
 飛び交う英語に戸惑いを感じたり,日本でも見かけるチェーン展開のお店を見つけて盛り上がったりなど,これからはじまる研修に皆胸を踊らせていました。 
これから一週間家族として暮らすファミリーが出迎えてくれました。中には手作りのネームカードを作っているホストも。 笑顔と歓声で盛大にお出迎え。生徒はそれぞれホストファミリーと一緒に家路へとつきました。 
8月18日
【スタンレーパーク】
午前の語学学校の後,午後は街中散策をしました。蒸気時計で有名なギャスタウンや広大な自然公園であるスタンレーパークを巡り,バンクーバーオリンピックの聖火台前で集合写真を撮りました。バンクーバーの都市と自然の見事な調和をみることができました。  
【総領事官邸】
 
総領事官邸にて,下館一高の先輩である岡田誠司在バンクーバー日本国総領事と夕食会を致しました。 総領事からホームステイ中の心構えと熱いエールを頂きました。夕食会では総領事が生徒のテーブルを回り気さくにお話をして頂きました。姉妹校であるシアコム高校の先生にもお話に加わっていただき,笑顔の絶えない夕食会となりました。
8月19日
【語学学校】
語学学校では習熟度別のクラスで授業が実施されました。それぞれのクラスでは No Japanese を徹底して授業が行われます。授業を終えてきた生徒の口からは、ふとした一言が英語で飛び出す場面も見られ,すっかり英語慣れをしてきた様子でした。午後に予定しているブリティッシュコロンビア大学の見学へバスへ向かいました。
【ブリティッシュコロンビア大学】
 
The University of British Columbia(UBC)にて集合写真を撮りました。現地の学生ガイドの案内の元,博物館などの施設の見学をしました。広大な敷地を味わって充実したBook Store などを散策するなど,UBCの学生のともに過ごすことで外国の大学への理解を深めました。
8月20日
【バスでの様子】
語学学校への通学もすっかり慣れ,生徒は皆バスや電車に乗って遅刻せずに通学しています。授業にもすっかり慣れた様子で,同じクラスに在籍する他国の友人ができた生徒もいるようでした。写真は午後のカヤックアクティビティのためのバスでの移動風景です。午後のアクティビティがとても楽しみな様子です。
【カヤックアクティビティ】
 
二人一組でカヤックに乗りました。最初こそ舵取りやペダリングに悪戦苦闘した様子でしたが,20分ほどですっかり慣れてしまい,レースをするカヤックもありました。運がよかったカヤックはクラゲやアザラシなどの野生動物にも遭遇して,カナダの自然を大いに味わっていました。
8月21日
【シアコム高校】
姉妹校であるシアコム高校を訪問しました。シアコム高校は夏休み中でしたが,校舎中を見学させていただきました。日本の高校とはまったく違った教室や廊下,体育館,カリキュラムなど,案内を受けながらみんな興味津々でした。
【バーナビービレッジ】
 
1920年台のバンクーバーの建物を移築保存しているバーナビービレッジへ行って来ました。当時使われていた建物に実際に触れることができ,さながらタイムスリップしたかのような感覚になります。カフェテリアでは食事もでき,シックな雰囲気でみんなでアイスクリームを食べていました。敷地内ではリスやアライグマをみた生徒もいたようで,とても自然が豊かです。
8月22日
【フィールドワーク】
語学学校の最後はフィールドワークです。街中で道行く人に話しかけ,道を聞いて回るという実践的活動です。 カナダの人たちはとても親切で,道に迷っているとあちらから声をかけてくれるほどです。生徒たちはこの一週間の語学学校とホームステイで培った英会話で,自ら積極的に道を尋ね,フィールドワークに臨んでいました。
【Fare well party(お別れ会)】
 
一週間ともに過ごしたホストファミリーとのお別れ会(Fare well party)を開催しました。生徒たちはソーラン節を踊ったり,Let It Go を和英パートに別れ合唱したり,桃太郎の紙芝居を英語で見せるなど,それぞれのグループが趣向を凝らして会を盛り上げました。出しものの後はみんなでケーキや軽食を食べ,それぞれのお宅へと帰って行きました。ホストファミリーと過ごす最後の夜は,とても盛り上がりそうです。
8月23日
【ホストファミリーとお別れ】
いよいよ帰国する日となり,ホストファミリーとのお別れの時が来てしまいました。連絡先やプレゼント,手紙を手渡すなどして別れを惜しみました。目には涙を湛える生徒も多く,この一週間がどれほど楽しく充実したものであったかが一目で伝わりました。多くの生徒がまたカナダに来たいと口にし,今後の成長が益々楽しみです。
【Peace Arch 州立公園】
 
カナダとアメリカ合衆国の国境にあるPeace Arch 州立公園を訪れました。この公園は国境をまたいで敷地が広がっており,写真に映っている門が国境線上にあたります。この公園内であれば出入国の手続きなく国境線を踏み越えることができます。アメリカの土を踏んだ,と喜ぶ生徒の姿もありました。
【バンクーバー国際空港】
 
再びバンクーバー国際空港へ戻ってまいりました。充実した一週間も過ぎ去ってしまい,みんな名残を惜しみながら出国の手続きをしました。 バンクーバーの夏は雨が少なく,この一週間では一度も雨に降られることがありませんでした。一週間のカナダ研修の最後を飾るにふさわしく綺麗に晴れ渡った空を,飛行機に乗って日本へ帰ります。