校長挨拶

ごあいさつ


茨城県立下館第一高等学校長 木村 功


 下館第一高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は1923年(大正12年)に茨城県下館商業学校として開校し、1949年(昭和24年)には、現在の茨城県立下館第一高等学校に校名を変更しました。その後の工業科や商業科の独立を経て、令和2年度に附属中学校を併設し、令和5年には創立100周年という大きな節目とともに進学重視型単位制へと変わり、次の時代へと歩み始めました。

 これまでの長い歴史の中で、志高き同窓生がこの学び舎を巣立ち、地域のみならず国際社会をリードし輝かしい実績をあげていらっしゃるのは周知のこと、本校が地域の皆様に信頼されご支援いただいてきたことに応えなければならないと切に思います。
 これまでの自主自立の精神や文武両道といった豊かな人間性を培う校風の「伝統」はそのままに、国際的視野獲得を目指した数々の海外研修や自ら課題を探し設定し協働して解決を目指す探究学習などで、既存の教科科目を横断し融合させた力を育成すべく多くの場面をご用意しています。これらを通して、疑問「?」が解決「!」する爽快感を得る体験を多く積み、学ぶ楽しさを知り自信を深め、生徒の内に秘めた可能性を開放できるよう我々教職員は全力でサポートしていきます。

 不安定な世界情勢、AIなどの技術革新、ほんの少し見誤ることで混乱を招く予測困難な社会となってきているといわれています。正解のない未来に歩を進める皆さんに必要なこと、それは築き上げた知・徳・体を組み合わせ、情報に振り回されることなく、協働し、未来を描き正解をつくれる力だと考えます。この下館一高でベースを培い、大きく羽ばたいていただけることを祈念いたします。


2024年(令和6年)4月